外交の麻生はまやかしか?

G20の目的は世界各国が団結して未曾有の世界金融危機をいかに打開するかが大きな目的である。
にもかかわらず麻生首相はG20に出発する直前に行った英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、首相は、財政出動に消極的とされるドイツの対応を「財政出動の重要性を理解している国と、そうでない国に分かれている」と批判。同紙はこの発言を1日付の1面で取り上げ、「麻生首相がG20の分裂を露呈させた」とセンセーショナルに報じ、日本政府関係者を慌てさせた。
 
またG20での首脳会談は開催国の英国そして中国、韓国、イタリア、インドネシアだけで米や露をはじめ他の首脳との会談はなかった。つまり、米欧の各国の首脳は日本の麻生首相なんか眼中にない。真剣な話し合いをしても成果が上がらないことが分かっている。

 先月にオバマ大統領との会談にわざわざワシントンまで行ったが、わずか1時間足らず、会食もなし。
それなのに外交の麻生といって憚らない。支持率アップのために精力的に外交に勤しんでいるが、空回りで、一向に成果が上がらない。ゆえに支持率も上がらない。
外遊に要する費用は全て含めると平均2億円と言われている。麻生首相になってまだ6カ月余り、この間に今回のG20で外遊は10回目になる。単純計算して約20億円のお金が使われた計算になる。国益の無駄である。