民主党 政権交代への大きな弾み

静岡県知事選は5日投開票され、無所属新人で民主、社民、国民が推薦する前静岡文化芸術大学長の川勝平太氏(60)が当選。
これで民主党は名古屋、さいたま、千葉の政令市長選に続き、主要地方選4連勝し政権交代への大きな弾みとなった。
 
静岡県知事選確定得票

当 728,706 川勝平太 無新<1> =民社国

  713,654 坂本由紀子 無新  =自公

  332,952 海野徹 無新 

   65,669 平野定義 共新 

坂本氏とはわずか1万5052票差であるが、民主党は川勝氏と海野氏との一本化ができず、票が割れた格好になった。もし一本化ができていれば、海野氏の獲得票が相当数、川勝氏に流れていたであろう。また、川勝氏は、出馬表明が告示の約2週間前と出遅れた。そういう中での初当選である。そういうことを考えると自民党離れが如実に表れている証拠である。
そして注目だれるのが投票率。前回の44・49%を16・57ポイント上回り、61・06%。国民の政治への関心が高まっている証拠。
麻生内閣は「衆院選の前哨戦」と位置付けられた選挙に破れ、いっそう苦しい政権運営を迫られるのは間違いない。