石川遼、今期2勝目

北海道の小樽CCで開催されていた国内男子ツアー第9戦「サン・クロレラクラシック」の最終日、石川遼とブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)が通算16アンダーで最終18番までやってきた。ジョーンズがまずティーショット、打ったボールはフェアウェイ右のバンカーへ。続いて石川遼も同じバンカーへ。石川のボールはジョーンズよりは少しまだ右。
残り195ヤード、4番アイアンで打った石川、打った後石川は自信の目でボールの行方を追う、そのボールはピン左2、5Mに止まった。対するジョーンズも手前4Mにつける。
パット勝負である。先に打ったジョーンズのボールはカップの左30センチ位を過ぎて止まる。完全にラインの読み間違え。
さあ、下り傾斜の微妙な下り2、5M。石川の打ったボールはゆっくりと転がっていく。弱いかなと思ったボールが最後のひと転がりでカップの右脇から沈んだ。その瞬間、石川遼は大きなガッツポーズ。苦しい戦いの末の勝利。ジョーンズに祝福され、石川遼の目には涙が…

それにしても17歳の石川遼、技術はさることながら、精神力の強さに感服した。